住まいるダイヤルという相談センターがあるので覚えておく!

住宅を購入した後に何らかの欠陥が発覚したり、二次的な被害を受けたりした場合は被害者側が瑕疵修補請求や損害賠償請求のために必要な資料を作成して会社と交渉をする必要があります。建築に詳しい人であれば自力で欠陥を証明してハウスメーカーや工務店に交渉をすることができるかもしれませんが、ほとんどの人は専門的な知識を持っていません。建築関係に詳しくない一般人が自力で瑕疵修補請求や損害賠償請求を行うことはハードルが高く、泣き寝入りになるケースも少なくありません。請負会社に対して補償を求めるための行動を起こす場合も、どのような手順を踏めばよいのか分からないという方もいます。

もしも購入した住宅に関係する問題に直面した場合は、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターに相談をする方法もあります。住宅リフォーム・紛争処理支援センターとは、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に基づいて国の指定を受けた(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターによって運営されています。運営組織は建築会社の業界団体などではなくて国に指定されているので、公正・中立的な立場で住宅に関係する問題に対してアドバイスを受けることができます。

住宅リフォーム・紛争処理支援センターには電話相談窓口(住まいるダイヤル)が設置されていて、欠陥の判断や対応方法などに関して専門家からアドバイスが受けられます。住まいるダイヤルでは消費生活専門相談員や建築士の資格を持つスタッフが対応してくれるので、専門的な内容に踏み込んで相談をすることもできます。専門家が相談内容を判断し、相談者が主張する内容に正当性があるかどうかの説明や、問題を解決するためのアドバイスなどを受けることができるでしょう。住まいるダイヤルは無料で専門家に相談をすることができるので、住宅に関する悩み事や何らかの被害を受けた場合は気軽に利用できます。

マイホームの購入は人生で一番高い買い物で、新築住宅の売買契約時には高額のお金がやり取りされます。施工ミス・手抜き工事・購入内容のトラブルなどで生じる損害額が大きくなってしまうケースもあるので、欠陥住宅の問題を抱えてしまった場合は早めに問題を解決するための行動を起こすことが大切です。住宅を購入する際は物件に何らかのトラブルが生じた場合に備えて、住宅リフォーム・紛争処理支援センターの住まいるダイヤルに相談をする方法があることを知っておくようにしましょう。

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